特定行政書士になりました(で?って話ですが)
先日、特定行政書士として認定を受けました。この資格を取得すると、行政書士の業務範囲が少しだけ拡大します。具体的には、依頼者のために争訟性のある業務(行政書士が関わった申請に関する行政不服申立ての代理)を担うことを可能にするものです。特定行政書士になるには、約18時間の研修と、試験(択一のみ30問)に合格することが必要です。当然、行政書士登録も必要です。
特定行政書士試験の合格率は例年およそ65%前後とされており、一見簡単そうに見えますが、実際はなかなか厄介なものでした。この試験では、行政法に関しては行政書士の本試験よりも若干深堀りした部分が問われます。使い慣れた本試験用のテキストだけを読んでいては合格できてもギリギリのラインにしか達しないのではないかと思います。おとなしく届いたテキストを使って勉強するのが吉です。
現在、日本全国の特定行政書士の人数は約5,500人程度です。この数は行政書士全体の約1割となっており、今のところやや希少性の高いものとなっています。珍しいもの好きの方、または真面目に特定行政書士の取得を考えている方は、試験の難易度をはじめ、受験料(8万円)や徽章(9,180円)の値段が上がる前に取得される事をお勧めします。